溺愛伯爵さまが離してくれません!
もう、辞めたい。


結婚とか、そんなものもうどうでもいい。
伯爵さまが選んだ人と結婚なんて、そんなものするくらいなら一生一人でいい。


もうあの人から離れたい。
どこか知らないところで、一人静かに暮らしたい。
顔を見るのも、言葉を交わすのも、もう辛くて仕方がない。





・・・逃げてしまおうか、このまま。
家族には申し訳ないけれど、このまま私の気持ちを押し込めてここにいるのは、もう耐えられないから。

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