無愛想メガネくんに恋をしました
そしたらチャイムがなって
本郷さんは席を戻した。
もっと俺に興味ださせねーとなー
今のままじゃ告白しても意味ねぇーしな。
そんなことを思いながら
席でぐでーんと寝ていると
えーりーかーちゃん!って
竜の声がした気がした。
んな訳ねーか。
本郷さんとあいつ接点ねーだろうし。
すると
「恵莉花ちゃんと喋ろうと
思って遊びにきた!」
って竜の声がまたした。
これ空耳じゃねーなと思って慌てて起きると
「恵莉花ちゃんが可愛いからじゃん?」
とか言っちゃってるこいつ。
「おい、竜。
お前なに企んでんだよ。」
俺がそう言うと
「すぐそーやってカリカリすんだろー。
俺は何も企んでねーよ。」
そう言ってきた竜の目は確実に
ヤバい目して言ってた。
「本郷さん、
そいつ相手にしなくていいから。
竜ちょっと来い。」
そう言って俺たちは
屋上に来た。