どこにいたって
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「あーもうこの坂辛い!」

学校近くの最後の長くて急な坂を登っている時私は叫んだ。

「ほら、あと少しだからがんばれ」

唯が励ましてくれた。

息が苦しくなってきたので私は自転車から降りた。

「おいはづき!何降りてんだよ!」

後ろを振り向きながら和希が言った。

ごめんごめんと私は笑った。

「じゃあ俺もおーりよっと」

唯も自転車から降りた。

「ちょっ、唯まで…じゃあ俺も」

と言って和希も降りた。


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