強面勘違い年下男と見た目詐欺なアラフォー女
『…順番』

『……好きだから付き合って下さいと言えば良かったって、気付いたんすよ。
芙未さん、今、自分がどんな顔してるか解ります?』

…赤面?

『凄く恥じらって、可愛い。
視線をアチコチ漂わせて困ってて、俺凄く目のやり場に困るくらい可愛い』

……………………

いや、確かに、今、後藤君が言った事全てをしたけど、ソコで可愛いっていうのは反則だろう。

もっと恥ずかしくなって方をすぼめてしまうし、それと同時に可愛いっておかしいんじゃね?という冷静さも出てくる。

後藤君は自身特有のバリアーのある人だからフィルターもかかってるんじゃないのかと勘繰ってしまう。

どう考えたって38歳の女が可愛いってありえんだろう。

しかし言われて嬉しい自分もいる。

可愛いなんて言葉聞いたの何年ぶりだろう…。

いやいやいや!!!そうじゃなくてだ!!!

いかん。

無限ループの思考に入り込んでしまってる。

ゴチャゴチャと自分の中で色々考え込んでスパークしてしまいそうだ。
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