君に好きと、伝えるまで。
…ーーーだけど、いつからだろう。
ゆーくんが
遠い存在になっていったのは。
ゆーくんのことを、
咲田くんとよぶようになったのは。
咲田くんのことを、
咲田さんと呼ぶようになったのは。
考えてみれば、私とゆーくんの年の差は、5歳。
そっか、そうだよね。
気づけば、ゆーくんは、大学で出来たらしい女の子と一緒に笑って歩いてた。
私を見かけても、笑って手を振るだけ。
まえは、前なら!!
笑って駆け寄ってきてくれていたのに。