I love youを日本語に






「…ふーん」


少しの沈黙のあと、トシが言ったのはこれだった。

ふーん、って何よ!ふーんって!!



「冷たい!トシ、冷たいよ!?」


今日の帰り道の出来事をいつものように窓越しにトシへ報告するとあまりに素っ気ない反応で。

なんなの!まったく!

幼なじみがずっと憧れてた先輩から告白されたんだよ!?

もうちょっとなんか反応ないわけ!?



「別に。いつも通りじゃん」


トシは目を合わせようともせず、そうボソッと呟く。



「それがいつも通りなんだとしたら、

もう少しわたしに興味持ってよ!!」



「なんで」



「なんでも!」


チラッとわたしを横目で見たトシははあ、と大きなため息をつく。



「…それで?なんて答えたんだよ?」










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