I love youを日本語に
氷が解け、コーラと水に分離し始めたグラスの中をかき混ぜる。
「少しだけ自信があったから、このまま突き進んでも大丈夫だろうって思ったんだ。
ユウが俺のこと好きなんだってほんの少しだけ自信があったから、だから俺…」
あんなことが言えたんだ。
強気で。
「もう1回、付き合えばいいじゃん、って言った。」
でも、違ったんだ。
あのとき、本当に言わなきゃいけなかった言葉は、
「付き合うなよって、
俺にしとけよ、って言えば良かった…」
のど元が熱くなる。
胸が痛くて、
手のひらに爪が食い込むほどぐっと、拳を握った。