星になれたら
「亜矢…亜矢ぁ…」

ケンジが亜矢の胸に顔をうずめ、うわ言のようにつぶやく。



亜矢はケンジのされるがままだ。



「もう一発、…いいだろ?」

ケンジが亜矢の耳元で懇願する。




「二回までって言ってるでしょ!疲れてるの、もう帰る…」



「そんなこと言っていいのかなぁ~?誰がステージ貸してると思ってんの?しかも、タダで!」
ケンジがにやりと笑う。



亜矢が呆れたようにため息をつく。

「ケンジがダメなら、他のオーナー探してヤルだけのこと…」



「そんなこと言うなよ!俺は本気で亜矢のこと愛してるんだぜ…」


キスしようとするケンジから顔を背けながら亜矢は言った。


「ケンジが好きなのはあたしの体でしょ!」





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