星になれたら


一瞬時間が止まった。

みんな何が起こったのか分からない様子…




でも亜矢は、すべて理解したようにまっすぐに僕を見ていた。




「…どうして?」

亜矢は力なくステージ上にしゃがみこんだ。



「…気ぃ、きかせようや」

アツシがそう言って、みんながステージのある部屋から出ていった。


ジュンは亜矢を心配して、何度も振り返って出ていった。





僕はゆっくりと亜矢の方へと歩いていった。



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