星になれたら
「ライブ、おめでと」


「…聞いたの?」



「なんで教えてくれなかったの?」


「…」



「ケンジから、聞いたの?」



「そう、さっきね」


「…殴って?」

亜矢が笑った。


僕もニヤッと笑う。


「死ぬって決めつけんな!


って、ちょっとかっこいいじゃん」


「ちょっと?」



亜矢が僕にさらに強く抱きついた。


「だいぶ!!」




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