星になれたら
「ちょっとヨースケ?」

母さんが不思議そうに僕を見る。

「ん、ああ?」



「ちゃんと食べなさいよ!じゃ、お母さん仕事行くね!」




「い…ってらっしゃい」


僕が言い終わるまえに母さんは出ていった。




僕の胸はいいようのない不安で満ちていた。




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