星になれたら
アツシ、
「いいのかよ?二人でいかせて?」



ジュン、
「…」



アツシ、
「あいつ亜矢に惚れてんぞ?」



ジュンはイライラしたように枕を叩いた。






ふと黙っていた夏樹がつぶやいた。

「亜矢の顔…」



「え?」
ジュンとアツシが夏樹の方を振り返る。




「ヨースケが来たとき…


亜矢、嬉しそやった」



夏樹の静かで低い声がジュンの胸に重く響いた。




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