星になれたら
「ヨースケ?」


亜矢は優しく僕の頭を撫でた。


「どうした-?欲情?」

亜矢はムリして明るく振る舞っている。

僕には分かった。





「亜矢は死んだりしないから…」


その僕の一言に亜矢の体がビクンとなった。



きっと僕が、

僕が抱いている最悪のことが、




亜矢の真実なんだと確信した。




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