星になれたら
「どういうつもりだよ!?」


ジュンは僕の胸ぐらを掴みながら、低い声で言った。



「…なんの、こと?」


「亜矢さんのこと、本気なのかよ?」



「本気だよ!」


「付き合ってるって…嘘だろ?」


「嘘じゃない。」



ジュンはショックを受けた顔で、僕をつかんでいた手を離すとヘナヘナとその場にしゃがみこんだ。



「…なんでだよ?」



「ジュン?」



「なんで…お前なんだよ?


ずっと…好きだったのに…。

1年前、亜矢さんに会ってからずっと…



なのに、なんでまだ二、三回しか会ったことねえお前なんだよ?」




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