星になれたら
「お邪魔します…」


僕は緊張しながら部屋にあがる。前に来たときとは訳がちがう、僕は彼氏で亜矢は彼女…


「ヨースケ…緊張してんの?」


亜矢はニヤニヤしている。


「してないよ!」



僕は部屋にあがると亜矢のギターケースを隅には置いた。


亜矢は冷蔵庫からジュースを出して持ってきてくれた。




部屋の真ん中のテーブルにコップをに2つくっつけて亜矢が並べる。

僕らもくっついて座る。


緊張して喉がカラカラな僕はその白い飲みものを一口流し込む。


「カルピス?」



「…へへ」
亜矢は笑って、一気にそれを飲み干した。


「亜矢、これって…」


「チューハイかもね♪」



「亜矢、まだ15だろ?」



「かたいこと言わない!あたしべつにお酒が超好きってわけじゃないよ…あったんが置いてったから」



「アツシさんかぁ…」




「それにね、緊張してるもん…あたし」



亜矢は近い距離でじいっと僕を見つめる。



「ヨースケが部屋に来たから…めちゃめちゃ緊張してる」



僕はゴクリと生唾を飲み込む。



ミニスカートからのぞく生足がなまめかしい。



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