星になれたら
「ヨースケ…


なんで、あたしたち出逢っちゃったの?



ヨースケのせいで、あたし…

死ぬのが怖くなっちゃった…




…ひとりぼっちに、戻りたくないよ」





亜矢の頬に涙がつたった。




僕は何にも言えなくて、震える亜矢をただただ抱き締めた。



「なんで…


あたし、…死ぬの?」



僕は亜矢をそのまま床に押し倒した。

テーブルからコップが落ちて亜矢の手の近くで割れた。


「ダメ!!」

亜矢が叫ぶ。



僕は亜矢を押さえつけて離さない。



僕は上着とタンクを脱ぎ捨て、裸になる。


そして亜矢のキャミソールを無理矢理下げる。



「ダメ!!!」


亜矢は必死で抵抗する。



構わず僕は亜矢の額に頬に首筋にキスをする。



「ヨースケが死んじゃう!!」


亜矢はもう大泣きだ。

泣き叫ぶ悲痛な声が部屋中に響いている。



でも僕は止めない。



(亜矢をひとりにはしない…


僕もエイズになれば、亜矢の苦しみが分かってあげられる。


亜矢が死ぬなら、僕も死ぬ!)



そう思った。





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