星になれたら
―― あの日ももう何件もみんなとライブハウスを回って、断られ続けてた。




「亜矢ちゃん、バンドなんて組むな!」


「あんな奴らが本気で音楽やるわけない!」

「考えなおせ!」




誰もがこのバンドの誕生に反対した。



「亜矢ちゃんは才能あるんだから!一人ならデビューのオファーもいっぱい来てるし…」



確かに、亜矢の夢はプロの歌手になること…


でも、何か受け入れられずにいた。





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