星になれたら
「いいよ、ここつかっても…」


それは意外な答えだった。



亜矢を見たとたんケンジは即答したのだ。



「え?…あたしの他に3人いるんですけど」



「構わないよ、でもひとつ条件があるんだ」



「…何ですか?」




ケンジは真顔で言った。

「いっしょに死んでくれないか?」



「は?」



「…嘘、嘘!」

ケンジは笑う。

「月1で亜矢チャンがご奉仕してくれるなら!」




奉仕…


亜矢にはその意味がすぐに分かった。




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