エンディングレター、明日。



『布由が…まちがえて、階、まちがえて、その……』



なんでか緊張した。

それよりも目の前に映る深桜は


なんなのか、


理解が追いつかない。



「ああ、岩崎くんね」

深桜は読んでいた本を閉じて

ベッドの脇に置いた。


「ちょくちょく病院で迷ってるの見かけたから まさかと思ったんだけど……」



笑みを浮かべた深桜に

俺はどう答えればいいのかわからなかった。










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