エンディングレター、明日。



「奏多、だいじょうぶ?」



目がさめると

母さんがそこにいた。


『あ、うん…』



寝ても覚めても

深桜の言ったことは夢ではなかった。




…ほんとうに、あいつが………?




まだわからないじゃないか。


だって普通はドナーが死んでからはじめて移植手術が決まるんだろ??



死ぬ前から決まるとか



信じられねぇ……




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