エンディングレター、明日。


気がつくと火曜日になってて。


深桜がプリンを持っていつものごとく、ノックしないで入ってきた



「めっちゃ風つよかった〜〜」


って言ってベッドの下から丸イスをだして座る



そんな深桜さえもが

愛おしく、

哀しくなってくる。


終わるとわかっているのに
終われない時間。


『あのさ、深桜』


いつもより声がちいさかった、震えてた。


なによりも


涙がでそうで。



『俺、あと1年でこの世とお別れしなきゃいけないんだって』



< 9 / 114 >

この作品をシェア

pagetop