俺に溺れとけよ
最後の夏

繰り返す悲劇

今日は何となく食事もあまり受け付けなくて、

軽く夕飯を済ませるとすぐに自分の部屋へ行きベッドに寝転がっていた。



紡…

あれからどうしたかな…

務さんが来てくれて少しはすっきりしてくれればいいんだけど…





「美海ちゃん。お風呂空いたよ」

「…はーい」


お婆ちゃんの声がして私は重い体を起こすと、着替えを持ってバスルームへ向かった。






ちゃぷ…


浴槽のぬるいお湯に浸かり考えるのは紡のこと…


今日はまだ一度も連絡がない。

こんな事初めてだから不安になっちゃうな…


お湯に口まで浸かりながらブクブクと泡を立て、すぐに浴槽のお湯で顔を洗う。




マイナスの事ばかり考えるは良くないよね。

務さんが帰って来たからいい方向に進んでる事は間違いないと思うし。


けれどやっぱりマイナスに考えてしまうのが乙女心なのだろう…

私は何度もため息を吐いたりしてお風呂を済ませた後、着替えをしてバスルームを出た。
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