俺に溺れとけよ
「…じゃあお言葉に甘えて」
突然に蒼井くんの家にお邪魔する事になり、今すぐにでも叫びたいくらい嬉しい気分。
私は蒼井くんに案内されながら家の中に入ったリビングに通されると、テーブルにはすごい数のご馳走が並べられていた。
「お邪魔しますっ!」
キッチンに立つ蒼井くんのお母さんとおばあちゃんに、緊張しながら挨拶をして近づく。
「あら美海ちゃん、いらっしゃい」
「座って~今お茶入れるね♪」
「いえ手伝います!!」
蒼井くんのお母さんの横にビシッと立つと、2人はクスクス笑った。
「お客様なんだから座ってていいのよ」
「でも…今日は蒼井くんが主役ですから」
座ってていいのは蒼井くんの方で…
「フフ。じゃあお願いしちゃおうかしら♪この大葉切ってくれる?」
「はい!」
まな板と包丁を借りて大葉を千切りにする私。
「やっぱり女の子はいいわよね、お義母さん」
「本当本当」
「そんな…」
好きな人の家のキッチンに立ってるなんて不思議。蒼井くんの家族とこんなふうに話してるのも…変な感じだな。
「…客に手伝わすなよ」
すると後ろから声がして振り返ると、さっきとは違う服を着た蒼井くんがいた。
「いいの!私からお願いしたから」
「でも…」
私に気を使ってくれている蒼井くんに、ドキドキしながら手を動かす。
「今日の主役はあんただからって手伝ってくれてんの!」
「え…」
「本当にいい子ね~あんたにこんな彼女は勿体ないわよ」
お母さんの言葉に私の顔はボッと熱くなる。
「か、彼女じゃないですっ!」
「へ?そーなの??じゃあ何?」
「友達です!」
思わず思いっきり否定しちゃった…だって蒼井くんの手前すごく悪い気がして。
突然に蒼井くんの家にお邪魔する事になり、今すぐにでも叫びたいくらい嬉しい気分。
私は蒼井くんに案内されながら家の中に入ったリビングに通されると、テーブルにはすごい数のご馳走が並べられていた。
「お邪魔しますっ!」
キッチンに立つ蒼井くんのお母さんとおばあちゃんに、緊張しながら挨拶をして近づく。
「あら美海ちゃん、いらっしゃい」
「座って~今お茶入れるね♪」
「いえ手伝います!!」
蒼井くんのお母さんの横にビシッと立つと、2人はクスクス笑った。
「お客様なんだから座ってていいのよ」
「でも…今日は蒼井くんが主役ですから」
座ってていいのは蒼井くんの方で…
「フフ。じゃあお願いしちゃおうかしら♪この大葉切ってくれる?」
「はい!」
まな板と包丁を借りて大葉を千切りにする私。
「やっぱり女の子はいいわよね、お義母さん」
「本当本当」
「そんな…」
好きな人の家のキッチンに立ってるなんて不思議。蒼井くんの家族とこんなふうに話してるのも…変な感じだな。
「…客に手伝わすなよ」
すると後ろから声がして振り返ると、さっきとは違う服を着た蒼井くんがいた。
「いいの!私からお願いしたから」
「でも…」
私に気を使ってくれている蒼井くんに、ドキドキしながら手を動かす。
「今日の主役はあんただからって手伝ってくれてんの!」
「え…」
「本当にいい子ね~あんたにこんな彼女は勿体ないわよ」
お母さんの言葉に私の顔はボッと熱くなる。
「か、彼女じゃないですっ!」
「へ?そーなの??じゃあ何?」
「友達です!」
思わず思いっきり否定しちゃった…だって蒼井くんの手前すごく悪い気がして。