俺に溺れとけよ
「ふーん…仲いいな。これ…俺からの誕生日プレゼント。今お前んち行こうと思ってたんだ」

「そうだったんだ。サンキュ。俺もお前へのプレゼント買ってあるんだけど家だわ。明日渡すから」

「おう」


健くんからプレゼントを貰い早速開ける蒼井くん。中身は欲しかった本だったらしく、2人はその事で盛り上がっていた。





最後まで凪の顔はちゃんと見られなかった…

でも、外灯の少ない道端で凪の表情が暗いことはわかった…



ここで「ごめんね」って言うのはおかしいよね…


ライバルって難しい…







その日から凪は私に蒼井くんの話をしなくなった。

そして月日は過ぎて二学期が終わった…
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