俺に溺れとけよ
贈り物
本命の義理チョコ
ヒュウ…
「さむ…」
季節は過ぎてお正月が終わり三学期が始まった。1月を迎えるとさすがに寒くなり、学校へ向かう時はマフラーと手袋が欠かせない。
私もマフラーを首に巻いて口元まで覆い、厚手の手袋をして学校を目指す。
こっちの寒さは東京と少し違うなぁ…
海の潮風が交じってかなり寒く感じるよ。
「おはよー」
「凪!」
自転車に乗った凪とちょうど行き会い、私の歩くペースに合わせてくれる凪と2人で学校に向かう。
「寒いね」
「本当」
早く学校のストーブで温まりたいと思いつつ、2人で縮こまりながら信号待ちをしていると…
「よ」
蒼井くんと健くんとバッタリ会った。
「おはよ」
「おはよー」
凪と同時に挨拶して目がいったのは蒼井くんのしているマフラー。あれは私が誕生日にあげたやつだ…
蒼井くんマフラーしてくれてる…嬉しいなぁ。
やっぱりあの色すごく似合ってるな…
「良かったね」
「あ、うん…」
小声で言う凪の表情はどこか暗い。
きっとあのマフラーに凪も気づいてる…一緒にいた時に選んで買ったんだもん。
凪とは普段はすごく仲いいのに、蒼井くんの事になると何となく溝ができてしまって気まずくなっていた。
同じ人が好きって大変なんだ。それでも友達なんだもんね…複雑だよ。
そのまま自然の流れのまま4人で学校に向かったけど、私と凪はどこかぎこちなかった。
「さむ…」
季節は過ぎてお正月が終わり三学期が始まった。1月を迎えるとさすがに寒くなり、学校へ向かう時はマフラーと手袋が欠かせない。
私もマフラーを首に巻いて口元まで覆い、厚手の手袋をして学校を目指す。
こっちの寒さは東京と少し違うなぁ…
海の潮風が交じってかなり寒く感じるよ。
「おはよー」
「凪!」
自転車に乗った凪とちょうど行き会い、私の歩くペースに合わせてくれる凪と2人で学校に向かう。
「寒いね」
「本当」
早く学校のストーブで温まりたいと思いつつ、2人で縮こまりながら信号待ちをしていると…
「よ」
蒼井くんと健くんとバッタリ会った。
「おはよ」
「おはよー」
凪と同時に挨拶して目がいったのは蒼井くんのしているマフラー。あれは私が誕生日にあげたやつだ…
蒼井くんマフラーしてくれてる…嬉しいなぁ。
やっぱりあの色すごく似合ってるな…
「良かったね」
「あ、うん…」
小声で言う凪の表情はどこか暗い。
きっとあのマフラーに凪も気づいてる…一緒にいた時に選んで買ったんだもん。
凪とは普段はすごく仲いいのに、蒼井くんの事になると何となく溝ができてしまって気まずくなっていた。
同じ人が好きって大変なんだ。それでも友達なんだもんね…複雑だよ。
そのまま自然の流れのまま4人で学校に向かったけど、私と凪はどこかぎこちなかった。