俺に溺れとけよ
「…」
目からぽろっと涙が流れる。
2度目の恋もあっけなく終わるのかな…
そう思うと悲しいよ。
「これ…みんなに。良かったら食べてね」
翌日の放課後。私は部活が始まる前に部員達にバレンタインをあげた。
マフィンの入った袋を部長、川崎くん、健くんの順に渡していく。そして最後は…
「はい…」
「サンキュ、ありがと」
蒼井くんにみんなと同じ丸いカップのマフィンを渡した。リボンも同じ青色。
イチゴジャムもあげなかった。
だけど本命。私にとっては特別なバレンタイン。
「嬉しい。大切に食べる」
笑顔で受け取ってくれた蒼井くんに、私も笑って見せた。
蒼井くんは優しい人なんだ…
そういうところが好き。やっぱり蒼井くんが好きだよ。
ハートのマフィンはおじいちゃんにあげた。すごく喜んでくれて良かったと思った。
イチゴジャムは翌日の朝食のパンに塗って食べた。ちょっと涙が出た。
目からぽろっと涙が流れる。
2度目の恋もあっけなく終わるのかな…
そう思うと悲しいよ。
「これ…みんなに。良かったら食べてね」
翌日の放課後。私は部活が始まる前に部員達にバレンタインをあげた。
マフィンの入った袋を部長、川崎くん、健くんの順に渡していく。そして最後は…
「はい…」
「サンキュ、ありがと」
蒼井くんにみんなと同じ丸いカップのマフィンを渡した。リボンも同じ青色。
イチゴジャムもあげなかった。
だけど本命。私にとっては特別なバレンタイン。
「嬉しい。大切に食べる」
笑顔で受け取ってくれた蒼井くんに、私も笑って見せた。
蒼井くんは優しい人なんだ…
そういうところが好き。やっぱり蒼井くんが好きだよ。
ハートのマフィンはおじいちゃんにあげた。すごく喜んでくれて良かったと思った。
イチゴジャムは翌日の朝食のパンに塗って食べた。ちょっと涙が出た。