君をいつまでも…
さっき私はここから体育館が見ることがで
きるっていった。

つまり大声を出せば体育館にも聞こえるということ。

彼等は愛ちゃんの叫んだ声を聞いて走ってきたのだろう。

「うっ……ふっえっ……グスッ……」

いきなり後ろから泣いてる声が聞こえた。

え?何で?さっきまで泣いてなかったのに何で泣いてるの?

……愛ちゃん。

バスケ部の皆は愛ちゃんのところへ走っていった。

翔「おい!どうしたんだ!!大丈夫かっ?!」

晴「愛ちゃん何があったの!!」

陸「誰にこんなことされたの?!」

「グス……み、澪ちゃんに……ふっ……最近入っ

てきたくせに、皆と仲良くしてるのがムカ

つくってそう言われてっ……っ……そ、それで

殴られたり蹴られたり……。」

…………え?愛ちゃん何言ってるの?だってそ

れをいったのはあなたじゃない。

み、皆は私じゃないってわかってくれるよ

ね。だってずっと一緒にやってきた仲間だ
もんね。

でもそんな期待は陸の一言で崩れた。

陸「お前サイテーだな。」

陸は私を睨みながらそう言った。

晴「あり得ない。澪はそんな子じゃないと思ってた。」

翔「もう、部活来るな。そんなサイテーな

やつこの部活に要らねーんだよ!!」

皆に嫌われている私を見て愛ちゃんは笑っていた。

……みてよ。あの顔。愛ちゃん笑ってるんだよ?気づいてよ。

澪「ちがっ!あたしじゃな……
陸「じゃあなんで愛はこんなにボロボロに

なってんだよ!!お前がやったんだ
ろ!!」

……な、んで。なんで?何で信じてくれない

の?何で何で何で何で何で何で何で何で何

で何で何で何で何で何で何で何で???

私じゃないのに。

みんななら信じてくれるって思ってたのに。

こんなに友情もろいんだね…………。

私……裏切られたんだ。









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