211番
そのまま俺は自宅へ帰った
次の日
クラスで俺の話し相手になってくれる人などいない教室の中
おとなしそうで俺と結構似ているやつに話しかけてみた
そいつの名は加藤だった
「・・・・あ・・・あのさあ 加藤くん・・・・」
「・・・ん?・・」
「実はさ・・・まあ お前にちょっとしたお願いがあって・・・
まぁ別に嫌ならぜんぜんいいんだけど・・・」
「ん?なんだ 言って」
「あのさ 211番に電話かけてみてほしいんだ」
「どうして?」
「いや・・・まあ なんかさ その211番っていうのが
なんの電話番号かはわからないけれど おそらくエミって言う人が
電話に出るような気がするんだ」
「お前がかければいいじゃん なんで俺?」
「あのー なんかちょっと怖くてさ・・もういいや 正直に話すわ」
「?」
「昨日 下校中にさ奇妙な文章見っけたんだ。壁に書かれててさ」
「なんだそれ あ、そういえばさ 君俺と帰り道ほとんど一緒だよね
どこの壁?」
「それがさ いつもの帰り道とは違う だいぶ遠回りなんだけどさ
踏み切りあるとこ知ってる?」
「踏み切り・・・?あー あっちらへんね めったに行かないや
知ってるっちゃあ 知ってるけど そこらへんに書かれてたの?」
「うん」
「まあいいや で、なんて書かれてたの?」
「あ、そうそう・・。うん あの、
エミさんが困ってるので211番に電話してください みたいな文章。」
「え?笑 なにそれ笑 面白いね笑」
「うーん 奇妙な文章だよね いまどきそんなの」
「しかもさ 211って・・すごい電話番号だね」
「そう、それが一番怪しいの。11桁とかが普通だと思うんだけど
3桁だしさ 個人じゃなくて企業などにかかりそうなんだよね」
「架空請求とかそういうブラックなところにかかりそうだね・・・確かに
でも企業だとしても3桁は普通使わないでしょ」
「そう。まずさ 3桁のその211に電話して果たして本当に人が出るのかってことだよね
もしかしたらその文章だいぶ昔から書かれてあって 今はもう使われてない番号かもしれないしさ・・。」
「使われてなさそうだね」
「だから使われてるかどうか確かめるためにも加藤にお願いしたってわけだよ」
「いや だから君がすりゃあいいじゃん笑」
「んー俺ちょっとビビリでさ・・。」
次の日
クラスで俺の話し相手になってくれる人などいない教室の中
おとなしそうで俺と結構似ているやつに話しかけてみた
そいつの名は加藤だった
「・・・・あ・・・あのさあ 加藤くん・・・・」
「・・・ん?・・」
「実はさ・・・まあ お前にちょっとしたお願いがあって・・・
まぁ別に嫌ならぜんぜんいいんだけど・・・」
「ん?なんだ 言って」
「あのさ 211番に電話かけてみてほしいんだ」
「どうして?」
「いや・・・まあ なんかさ その211番っていうのが
なんの電話番号かはわからないけれど おそらくエミって言う人が
電話に出るような気がするんだ」
「お前がかければいいじゃん なんで俺?」
「あのー なんかちょっと怖くてさ・・もういいや 正直に話すわ」
「?」
「昨日 下校中にさ奇妙な文章見っけたんだ。壁に書かれててさ」
「なんだそれ あ、そういえばさ 君俺と帰り道ほとんど一緒だよね
どこの壁?」
「それがさ いつもの帰り道とは違う だいぶ遠回りなんだけどさ
踏み切りあるとこ知ってる?」
「踏み切り・・・?あー あっちらへんね めったに行かないや
知ってるっちゃあ 知ってるけど そこらへんに書かれてたの?」
「うん」
「まあいいや で、なんて書かれてたの?」
「あ、そうそう・・。うん あの、
エミさんが困ってるので211番に電話してください みたいな文章。」
「え?笑 なにそれ笑 面白いね笑」
「うーん 奇妙な文章だよね いまどきそんなの」
「しかもさ 211って・・すごい電話番号だね」
「そう、それが一番怪しいの。11桁とかが普通だと思うんだけど
3桁だしさ 個人じゃなくて企業などにかかりそうなんだよね」
「架空請求とかそういうブラックなところにかかりそうだね・・・確かに
でも企業だとしても3桁は普通使わないでしょ」
「そう。まずさ 3桁のその211に電話して果たして本当に人が出るのかってことだよね
もしかしたらその文章だいぶ昔から書かれてあって 今はもう使われてない番号かもしれないしさ・・。」
「使われてなさそうだね」
「だから使われてるかどうか確かめるためにも加藤にお願いしたってわけだよ」
「いや だから君がすりゃあいいじゃん笑」
「んー俺ちょっとビビリでさ・・。」