隣り合わせ
勉強する気持ちすらおきなかった。
部屋に着いて、携帯を見たら着信が入っていた。
亮からだ。
そして…。
麻衣からのメールも。
だから!
返事できねーって。
『会わない?麻衣☆』
言ったじゃん。
期待すんなって。
「バタン!」
携帯を机の上に投げて、ベットに転がる。
原田さんみたいに?
『たすけて!』
言ってしまいたいよ。
大丈夫…かな?
気がつけば、原田さんの事ばかり。
ヤベーな。
マジで…どうしたのか?
昨日、お腹を触った右手を俺はいつまでも、眺めていた。