隣り合わせ

隣りの部屋からは、慌しい音が消えていた。


朝ごはんかもな?


またそんな事、考えてしまうじゃん。


シャワーで洗い流せるかっつーの!!



いつものように、図書館に行く準備をする。


そういえば・・。


麻衣も通っていたんだよな?


小さな、ため息を付く。

でも、このまま勉強しない訳いかねーし。

まだ、外は暑いし。



嫌!

俺、この部屋に今は居たくなかったかもしれない。


やべ〜!!


こんな調子だと、自分見失うような気もする。


俺…。

何しに、此処に来たんだ?

無理矢理・・・。


自分に言い聞かせて、いつも通り。


家を出た。


いつまでも、このままじゃいけない。


完全に焦る俺がいた。


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