少しお話しをしようか?
彼女はその事実を受け入れまいとした。

でも、現実は甘くない。

帰り道、夕暮れ。真っ赤な空は彼女を嘲笑うかのようだった。

「友達ならウソはつかないよね!?ってことは、アンタは友達じゃない!」

ズドンと言葉が彼女にのしかかる。

2人のその言葉は、彼女のなかでは死刑宣告の様に聴こえました。

彼女は、その言葉から逃げる様に

2人に背中を向け、

家に帰りました。

私は2人のためにウソを吐いたんだ。
なんで分かってくれないの?



違う…。


嘘を吐かないで、キチンと相談を聴いてあげたらこんな事にはならなかった。



それから、彼女の頭には友達なのにウソをついてしまった後悔と2人の言葉が離れないそうです。

彼女は、今日も思い出します。何年経っても消えることはないでしょう。

「ごめんなさい…だからもう…」





「やめてよ」
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