アシタノヒカリ



新聞受けの中を見ると、不在通知が入っていた。

昨日来ていたのか。

全然気にしてもいなかった。

それはいいのだけれど、これはどうしたらいいのだろう。

全て終わったと思われた相手から、何か物が来るなんて。


とりあえず、開けずにテーブルの上に置いて考え込んだ。

開けるべきか。

そもそも、何のために荷物なんて来たのだろう。

今更来る物なんてないと思うし、何か預けていた訳でもない。

何が入っているか想像もつかない。


結局、丸1日以上荷物とにらめっこした。

でも、考えたところで中身は分からない。

だから、とりあえず開けることにした。



「は?プレゼントが来た?」



月曜日の昼休憩、さっそく佑里ちゃんに話した。




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