アシタノヒカリ
*後悔のない瞬間
夏の暑さも完全になくなり、肌寒くなってきても、彼からの連絡はなかった。
やっぱり、綺麗さっぱり終わってしまったんだ。
希望を持つだけ無駄なんだ。
あと2ヶ月ちょっとでクリスマスなのに、それさえも一緒に過ごすことは出来ない。
なかなか逢えないけど、クリスマスは逢えるだろうと思ってお金を貯めていた。
それも、無駄になってしまった。
その前にある、自分の誕生日だって祝ってもらえない。
楽しみにしていた行事は、全て白紙になった。
こうなってしまっては、来年以降だって楽しみがある訳ない。
もう私は、彼女という存在ではないのだから。
「男なんて、いてもいなくても一緒。
女同士で騒げばいいんだって」