きみが望めば
「莉乃。」
王子に気をとられている莉乃の首筋に手を添えた。
「え?」
振り仰いだ瞳が驚きでいっぱいになった。

4回目のキスか?2回目のキスか?

俺は踊りながら莉乃のくちびるに熱い口づけをした。
アル王子への宣戦布告。


「ん、、んっ!」
莉乃が真っ赤になって顔を離した。
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