きみが望めば
さらさらの髪と優しい眼差し、勿体無いくらいの美形に見える。もうふりふりヒラヒラで貧弱そうな王子さまには見えない、あたしの目が不思議!

こんな王子さまに会ったなんて、もし出会いが違っていたら、ラファのことが気になっていなければ、、
恋、してたかもしれない。。

ぽわーっとなりそうなあたし。


いけない、いけない!!



慌てて顔をうつむけた。
セーフ!

大丈夫!あたし、大丈夫!



頭上から笑い声が聞こえる。
笑われちゃってるっ。

だって、しょうがないじゃないかー!
ラファもアル王子もあたしを挟んで勝手にどんどん盛り上がっていっちゃうんだから!

あたしは、、ずっと赤面と変な汗と妙な気分の連続だよ!


はやくゆっくり寝たい。。


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