きみが望めば
「逃げる前に服を変えたほうがいいな。」
「服?どこにあるの?」
「どこにあると思う?ここは城下町だ、服屋くらいあるだろ。」
「うん。着替えられるといいね。」
今夜はお風呂にも入りたいな。。
辺りを見回す。兵士の姿は見えない。
よしっ!
一歩踏み出した。
「きゃぁっ!」
途端に足元が割れて下に落っこちた!
「莉乃ー!!」
「ぅわっ、げほっ、ごほっ、、これって、、」
落ちたところは五右衛門風呂くらいの大きさの木の樽だった。
「大丈夫か?」ラファが手を伸ばして引き上げてくれる。
「ゴホッ、これって、ワイン??げほっ、なんか、飲んじゃったかも、ぅ、、」
引き上げられたあたしは頭から足先まで、赤紫色に染まっていた。楽そうで選んだこのワンピースも、白っぽかったのに、今は赤紫色に。ワインの香りが全身からぷんぷんしてる。
「まずいな。すぐに着替えないと。」
「服?どこにあるの?」
「どこにあると思う?ここは城下町だ、服屋くらいあるだろ。」
「うん。着替えられるといいね。」
今夜はお風呂にも入りたいな。。
辺りを見回す。兵士の姿は見えない。
よしっ!
一歩踏み出した。
「きゃぁっ!」
途端に足元が割れて下に落っこちた!
「莉乃ー!!」
「ぅわっ、げほっ、ごほっ、、これって、、」
落ちたところは五右衛門風呂くらいの大きさの木の樽だった。
「大丈夫か?」ラファが手を伸ばして引き上げてくれる。
「ゴホッ、これって、ワイン??げほっ、なんか、飲んじゃったかも、ぅ、、」
引き上げられたあたしは頭から足先まで、赤紫色に染まっていた。楽そうで選んだこのワンピースも、白っぽかったのに、今は赤紫色に。ワインの香りが全身からぷんぷんしてる。
「まずいな。すぐに着替えないと。」