きみが望めば
温泉のモヤで、焚き火の炎で、あたし、ボーッとしてきちゃってるのかな?
やけに身体も熱い、みたい、、

「っぁ、、」
てのひらにそっとくちびるが押し当てられる。
息がかかる。身体の奥が震えるみたい。
見上げてくる、どきっとするほど甘い眼差し。

ラファの緋色の髪、炎みたい。
前にもそう思ったんだっけ。。

ぽーっとしてしまう。


「これ以上は、、制御が効かなくなる。」


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