きみが望めば
甲高い鳥の声がした。
『何驚いていンのさァ!』
「どうした?」
ラファの背中に、いや、マントにはっきりと大きな金色の翼が見えていた。
そして聞こえるこの声は。
「黄金色の小鳥さんがいる!」
ラファが合点した風にゆったりと空を飛び続ける。
「空を飛べているからな。その鳥の力だろう。話ができるのか?」
「前に、あたしにしか聞こえない、見えないって言ってた。」
『ソーよ!あたしはアンタにしか見えない。聞こえナイ。』
ピィーーーー、、っと鳴いた。
その鳴き声もラファには聞こえないようだ。
「このまましばらく飛んで行こう。莉乃、その鳥によろしく伝えてくれ。」
『アンタたち、さっきから無茶しすぎナノよ!アタシが居なきゃどーなっテタと、、っ!」
「小鳥さん、お願い!どこか安全な所に連れてって。」
ピィー、ピィー騒ぐ小鳥さんに両手をあわせる。でも見えているのは金色の翼だけで、姿は見えないから、あたしはなんとなーく声のする方をあっちこっち見てる。
『まぁ〜ったく、モー、、』
一陣の風に背中を押され、ラファは濃紺の空を滑るように飛んでいく。
『何驚いていンのさァ!』
「どうした?」
ラファの背中に、いや、マントにはっきりと大きな金色の翼が見えていた。
そして聞こえるこの声は。
「黄金色の小鳥さんがいる!」
ラファが合点した風にゆったりと空を飛び続ける。
「空を飛べているからな。その鳥の力だろう。話ができるのか?」
「前に、あたしにしか聞こえない、見えないって言ってた。」
『ソーよ!あたしはアンタにしか見えない。聞こえナイ。』
ピィーーーー、、っと鳴いた。
その鳴き声もラファには聞こえないようだ。
「このまましばらく飛んで行こう。莉乃、その鳥によろしく伝えてくれ。」
『アンタたち、さっきから無茶しすぎナノよ!アタシが居なきゃどーなっテタと、、っ!」
「小鳥さん、お願い!どこか安全な所に連れてって。」
ピィー、ピィー騒ぐ小鳥さんに両手をあわせる。でも見えているのは金色の翼だけで、姿は見えないから、あたしはなんとなーく声のする方をあっちこっち見てる。
『まぁ〜ったく、モー、、』
一陣の風に背中を押され、ラファは濃紺の空を滑るように飛んでいく。