きみが望めば
「大丈夫だ。ただの鳥だ。」
ラファは飛びついた私の背中に手を当て、以外にも優しく撫で下ろしてくれた。
「、、ありがとう。」

ラファはあたしの頭にその大きな手のひらを乗せた。
「恐れるな。全ては心のままに進む。」

金色の瞳がきらっと光った気がした。

じっと私を見つめるラファ。
「ソラを呼ぼう。」

そういえば、初めて会ったとき、この人はそんな名前で呼ばれてたような。
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