きみが望めば
海に張り出した岩場に降り立った。

雲ひとつない、月夜の晩。



あたしはラファとひとつになった。。


冷たい肌に温もりが灯る。

優しい腕に抱かれて身体を寄せ合う。

囁くように名前を呼ばれる度、くすぐったいような甘い余韻。。


混じり合う香りを感じて、目を閉じた。。














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