きみが望めば
お兄さん、、ごめん、なさい。

くすっとソラが笑った。
「はいはい。」

ソラにはやっぱり心が筒抜けらしい。
あたしは心の中でソラお兄さんに謝っただけなんだけど、やっぱりちゃんと通じていた。
妙なこと、考えられないなー。。赤面。


「さて、ではいいですか?」
気をとり直して顔をあげる。
まだ顔は熱いから、ソラの手元にだけ注目する。
「この小瓶の蓋を開けてみてください。何か起こるかもしれない。」
「はい。」
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