きみが望めば
「ぁ、ソラ!止めて!」
白馬の押しが強くて、ふらふらのあたし。
ソラを見ると、またその瞳が金色に一瞬だけど輝いたように見えた。

ぐっと手綱を引いてくれて、あたしはその場にへたりこんだ。

ソラ。。

緋色の髪も姿も声も同じなのに、
瞳の色が違っただけなのに、
あたしはぶるっと震えた。
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