きみが望めば
「だいぶ好かれていますね。」
ソラは笑って白馬のたてがみを撫でた。

あたしは何だか、ラファのことが気になるような、でもあのこわい感じはちょっと苦手で、できればもう会いたくはなくて。。
目の前のソラはソラなのに、ラファがいるかもしれないと思うとちょっとだけ気持ちが複雑な気がした。

「おや、、雲が出てきましたね。」
空を見上げた。

白馬が大きく嘶いた。
まるで乗れと言っているように、地面を蹴るマネをしている。
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