きみが望めば
「そんなに僕が嫌?」
苦笑いの王子。息を飲み込むあたし。

息がかかる。

身体が熱くてのぼせそう。

「、、、姫、」
熱っぽい声で囁かれる。

王子の胸に引き寄せられた手のひらから、シャツを通しても王子の体温が伝わってくる。

どきどきどきどき どきどき どきどき・・

高鳴る心臓が限界、もうだめ、、、
アル王子のくちびるに飲み込まれそう、、

でも、、

ほんとに?

ほんとにいいの???

3度目のキス、、

ハッピーエンドのために???!





寸前のところで、
アル王子が動きを止めた。







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