恋時計。
「えっ、ちょっと……どいてっ!!」
馬乗り状態の柊真を突き飛ばした。
色々と訳わかんないんですけど…?
「…夏だからって腹出して寝てんなよ…冷えるぞ」
そう呟いてベッドの端に追いやられてる
タオルケットをお腹にそっとかけてくれた。
お腹出して寝るなんて女失格だ…。
無意識のうちにタオルケット剥いじゃうんだよね。
気をつけよう。
「ありがと」
柊真は床にちょこんとあぐらをかいて座っている。
それを見て、何となく私もベットの上に正座してタオルケットを膝にかけた。