【短】L‐song
――――

夜がふける それと比例するようにオレの働くファミリーレストランも閑散としていく

"~♪"

ドアが開いた音がした お客さんが来たらしい

「いらっしゃいませ~何名様で…」

オレは驚いた

「あの何か?」

「…すいません 何名様ですか?」

「2名ですけど」

「ご喫煙はなさいますか?」

「いーえ」

「かしこまりました こちらへどうぞ」



















今入店してきたカップルの女の方は オレの知り合いだ 向こうは全く覚えてないみたいだけど
まぁあっちにとっては所詮オレの存在なんてそんだけだったんだよな

< 9 / 17 >

この作品をシェア

pagetop