貴方に見せられて
午後6:00駅前大通の一番大きいツリーの前

綺が待ち合わせにしてきた時間と場所


綺「待たせてごめん」


走ってきた綺は黒いフレンチコートに

黒いタイツとピンクのパンプス

手には白いショールを持っている

そして、栗色の髪を上品にセットし

化粧はいつもより抑え目でしていた


「大丈夫」


そう言った私をまるで品定め

でもするかのように上から下まで見る綺


綺「仁、
あんた本当に18歳?
25歳ぐらいに見えるわよ」


そう言って笑っている綺に私は

. .
「本当?ありがとう綺さん」


そう言うと綺はまた笑いだしたので

私もおっかしくなって笑う

私の格好は

Vネックのグレーのニットワンピースに

黒いタイツ、黒いショートブーツに

十字架のパールのついたゴツいネックレス

上には白いダッフルコートを着ている


綺「もうそろそろ行きましょうか」


私達は合コンのお店ヘ向かって歩き出した




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