初雪〜あなたがいたから〜
1章 好きな人
これは、ある女子高生の大人になるまでの切ない恋の話。
あたし、筒井 叶葉は
マンガみたいな恋愛なんてないと思ってた、兄妹で愛し合ってしまう物語。
ありえないでしょ、なんて思ってた。
前までは…
でも、今はすごく分かる気がする。
あたしは、いとこのことが好きだから…
いとこの名前は、筒原 宙斗(つつはら ひろと)
K高校2年生で陸上部に所属してる。
格好よくて優しくて…でも、ちょっといじわるな所があるんだよね。
今日は、そんな宙斗と買い物をする日。
昨日の夜も楽しみすぎて眠れなかった。
おかげで、待ち合わせの20分前に着いちゃった。ちょっと寒いかも。
ピロン
あ、宙斗からのfainだ。
゛もう着いた?゛だって。
あたしも返信する。
゛うん、いるよ♪゛
「見つけた。」
背後から聞きなれた声がした。
後ろを振り返る。
「ん、見つけられた。」
宙斗だ。
「おはよ。てか、寒くない?とりあえず、どっか入ろう。」
宙斗が微笑む。
あたし、筒井 叶葉は
マンガみたいな恋愛なんてないと思ってた、兄妹で愛し合ってしまう物語。
ありえないでしょ、なんて思ってた。
前までは…
でも、今はすごく分かる気がする。
あたしは、いとこのことが好きだから…
いとこの名前は、筒原 宙斗(つつはら ひろと)
K高校2年生で陸上部に所属してる。
格好よくて優しくて…でも、ちょっといじわるな所があるんだよね。
今日は、そんな宙斗と買い物をする日。
昨日の夜も楽しみすぎて眠れなかった。
おかげで、待ち合わせの20分前に着いちゃった。ちょっと寒いかも。
ピロン
あ、宙斗からのfainだ。
゛もう着いた?゛だって。
あたしも返信する。
゛うん、いるよ♪゛
「見つけた。」
背後から聞きなれた声がした。
後ろを振り返る。
「ん、見つけられた。」
宙斗だ。
「おはよ。てか、寒くない?とりあえず、どっか入ろう。」
宙斗が微笑む。