余命半年間の幸せ。
謎のアザ
ピピピピピ…‼カチャ。
朝、目覚まし時計の音に起こされた。
時間を見ると、6時。私にとってはちょうどいい時間だ。
軽くシャワーを浴びて、髪の毛を乾かす。
パン屋さんみたいな、いいにおいが部屋中を漂う。
それが、お母さんが起きているサイン。いつもこの時間に起きて、朝食のパンを焼いてくれているのだ。
7時。いつも通りの時間に家を出た。
そして、いつも通りの待ち合わせの場所ヘ向かう。
2月だからといっても、本当に寒い。
そう思いながら、カイロをぎゅっと握り、顔をマフラーの中に隠した。
「優和~! おはよ~!」
可愛らしい声が耳元に届く。
どうやら先に着いていたようだ。
「百花。速いね!」
白川百花。
彼女とは保育園の時からの大親友だ。
サラサラの髪は腰まで長く、いつも自慢のようにアレンジされている。
笑顔がよく似合い、顔が綺麗に整っているため、男子からの人気は高いみたいだ。
まぁ、いわゆる、自慢の親友ってわけだ。
「今日のメニューは何だっけ?」
「もぉ~。優和ったら。一年過ぎるっていうのに部活のメニューぐらい覚えてよう⁉ 外周でしょう? 今日は。」
「えへへ。そっかあ、やだなあ~。」
「私も。」
毎日このように一緒に登下校している。
こんなほんの少しの時間でも、私にとっては、幸せなのだ。
朝、目覚まし時計の音に起こされた。
時間を見ると、6時。私にとってはちょうどいい時間だ。
軽くシャワーを浴びて、髪の毛を乾かす。
パン屋さんみたいな、いいにおいが部屋中を漂う。
それが、お母さんが起きているサイン。いつもこの時間に起きて、朝食のパンを焼いてくれているのだ。
7時。いつも通りの時間に家を出た。
そして、いつも通りの待ち合わせの場所ヘ向かう。
2月だからといっても、本当に寒い。
そう思いながら、カイロをぎゅっと握り、顔をマフラーの中に隠した。
「優和~! おはよ~!」
可愛らしい声が耳元に届く。
どうやら先に着いていたようだ。
「百花。速いね!」
白川百花。
彼女とは保育園の時からの大親友だ。
サラサラの髪は腰まで長く、いつも自慢のようにアレンジされている。
笑顔がよく似合い、顔が綺麗に整っているため、男子からの人気は高いみたいだ。
まぁ、いわゆる、自慢の親友ってわけだ。
「今日のメニューは何だっけ?」
「もぉ~。優和ったら。一年過ぎるっていうのに部活のメニューぐらい覚えてよう⁉ 外周でしょう? 今日は。」
「えへへ。そっかあ、やだなあ~。」
「私も。」
毎日このように一緒に登下校している。
こんなほんの少しの時間でも、私にとっては、幸せなのだ。