冷たくて優しい先輩





「好きだよ」



「私が聞いてるのは、男の人として好きか聞いてんの!」




その言葉を聞いて、カァーっと頬が熱くなる。


「な、何言ってんの!?」


「大事なことだと思うけど~?」



紗羽ちゃんは次の授業の教科書を机から取り出した。





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